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俺たちは志士じゃない

演劇集団キャラメルボックス
6月28日昼公演
サンシャイン劇場

今年は月1観劇を目標にしていて、6月はこの1本になりました。
タイトルですぐわかる、新撰組もの。
新撰組はお芝居に限らずテレビドラマ(時代劇)でもよく扱われているのですが、どうしてもテーマが〈時代を動かす男のロマン〉あたりになりがちで、あまり好みではないのです。そういう意味では、TEAM-NACSの『LOOSER』もまさにそれで。観た後、やっぱりこういう系なのか…という感想を持ったので、今回も期待せず観にいきました。

以下、感想。




やっぱりなぁ半分、さすがだなぁ半分といったところでした。

やっぱりと思った部分は、〈時代を動かす男のロマン〉のところ。女性は「女の分際で」と言われてしまったり、男を陰ながら支えていたりといった役どころでした。これは何とかならないのかな。
新撰組の物語はそこが「いい!」と思うポイントであって、それが好みでないのならば観ない方が賢明なのかもしれない。
あと、坂本龍馬のニセモノがいて…というところ。『LOOSER』でもこの説(逸話)は使っていたな、と思い出してしまった。脚本家心をくすぐるんだろうなぁ。


さすがだなぁと思ったのは、登場人物。ほとんどオリジナルだった。そうじゃなくちゃ!今まで見たもののイメージがこびりついてしまって、登場人物への先入観ができてしまうから。
セットは一つだけだったけれど、季節感があったのはよかったなぁ。母屋と蔵と木。それだけなんだけど(それだけだから?)柔軟さを感じるセットだった。


楽しんでしまった。キャラメルさんのお芝居はわかりやすくて面白い。新撰組ものの割には説教くささもあまりなかったし。

特に気に入ったのはラスト。ニセモノの坂本と中岡がいて、はじめの話では二人で江戸に帰ろうと言っていたんだけれど、ニセ坂本は愛する女性と江戸に帰るのに対して、ニセ中岡は京都に残り本物の志士になる。このバランスがとてもいいなぁと思った(全部まるくおさめているといえば、それまでなんだけれど…)。ニセ中岡は岩国藩の人たちと話し、中岡として熱意に応えようとしているうちに、日本の行く末を考えはじめる。それで江戸に帰ったらやっぱりガッカリしてしまうもの。中岡としてでなく、品川竹次郎として志士になるために残る。志士になったらいろいろ恐ろしい目にあうことはわかっていても、日本について考え行動したい。セリフではそこまでくどくど言いませんけど、素敵なラストだなぁと思いました。

あと、途中で母屋の屋根に上って、蔵から、それぞれ月夜を眺めるシーンがあったのですが、それが素敵だった。そのシーンだけ、歌詞の入った曲が流れて、全くセリフがない。そしてゆったりした動き。歌舞伎みたいなシーンでした。私は歌詞のあるBGMにセリフを乗せられるのが苦手なので(両方聞こうとしてしまうから)、このシーンには本当に感心しました。


何だかんだ言って満足度が高かったので、見送ろうと思っていた次回作のチケットを出口で予約してきてしまいました。なので7月もキャラメルさん観劇予定です。楽しみです。

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