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びっくり箱-姉妹編-(札幌)

「びっくり箱-姉妹編-」3月25日(土)昼公演を観てきました。

以下、感想です。ネタバレを含みますので、ご注意ください。




昨年「COMPOSER」を観て以来の道新ホール。
佐藤重幸さんへのお花がたくさん届いていました。さすが、地元。
まず、パンフレットを買いました。佐藤さんに関しては、キャスト紹介1ページ、永島敏行さんとの対談が3ページ載っています。
対談の中で面白いなぁと思った部分をご紹介。
永島 (略)向田さんの作品に登場するのはみな不器用な人たち。それに、男はみな子供のような一面を持っていて、結局、女の手の中にいるようなもの。女はその手の中にいる男を愛おしく感じるっていうのかな。
佐藤 ああ、劇団仲間にそういう人います。可愛いんですよね。確かにどういう男もいいのかもしれない。憎めないというか、そういう人に限ってすごく優しいし。
安田さんのことですね。でも、佐藤さんも器用そうに見えて、似たような魅力の持ち主だと、私は秘かに思っているので、何だか面白いなぁと。
「演技って何だ?」の部分も面白かったなぁ。パンフやらDVDの特典映像やらで、ときどき演技観・演劇観を知ることができるのだけれど、佐藤さんって理屈っぽいなぁ、と感じます。いい意味でも悪い意味でも。

ホールに入ったら、すでにセットが舞台上にあって、ちょっとびっくり。細かく作りこんである感じの(といっても前方の席ではなかったので、雰囲気ってこと)昭和の家が、舞台上にびしっと。ほとんどゆとりなく。

客層は若い女性が多め。やはり地元だけあって佐藤さん目当て?!周りから「しげちゃんが…」という声がしきりに聞こえてくる。正直、初体験。くすぐったいような、居場所を間違ったような。


お芝居の感想、というより、佐藤さん中心の感想です。


お芝居はコミカルな会話劇でした。最後の方にちょっとホロりとくるシーンがあったけれど、全体的に笑いがちりばめられていて。その中でも佐藤さんは笑いの軸を担当している形。まぁ、観てる皆さんもよく笑ってたわ。
佐藤さんは25歳の若い男役で、本当に若く見える。普段からちょっと若作りだけど、そういうのとは違う若さ。見た目ではなくて、心が若い。そしてちょっとおバカ発言が多い。夢見がちな青年。ピュアで全く悪気がない。佐藤さんの、あの、パキパキっとした動きにとぼけたセリフがつきます。そのかわいらしいこと。ちょっとよそに出すのは恥ずかしいなんて思いがありつつも、好きになってしまう厚子(沢口さんの役名)の気持ちがわかったような気がしました。
パキパキっとした動きは、特撮映画の監督になりたいという夢にリンクしています。田島(佐藤さんの役名)の中では、特撮は日常の一部であって、その動きも日常会話の中に取り込まれています。つまり、キックとか変身とか、そういうのがセリフの中に出てくる。

なんかねぇ。パキパキっとした動きっていうのは、恐らく、佐藤さんがNACSのこれまでの活動の中で培ってきたものでしょう。それがこういう形で活かされているのを見て、ちょっと感動してしまいました。佐藤さんは今回のお芝居への取組みに関していろいろなインタビューの中で、これまでやってきたものだけではたちゆかない、みたいなことをおっしゃってたように思うのだけれど、活きてるじゃない!と。
佐藤さんが半端なく動く。その変身の動きを永島さんや沢口さんもする。それは田島のピュアさが伝染しているような感じで、何だか可笑しくて最後には泣けてきてしまうのです。
そして、佐藤さんがそういう形で芝居の歯車として機能しているのを感じて、嬉しくてまた泣けちゃう。随分涙腺の弱いお客さんになってしまいました。

演出の福島さんには、感謝したい。本当に。このお芝居は姉妹が主役です。でも、佐藤さんの役は「おいしい」。ハーモニカで吹く「骨まで愛して」しかり。盛り上がりへのきっかけを作る大切な役でした。


終わった後の拍手。随分盛り上がりました。何か、立ってる人もいたけどね!(素敵なお芝居だったけれど、立って拍手というのはちょっと疑問。)


はじめは札幌で観るつもりはありませんでした。チケットが取れたら観よう、くらいの軽い気持ちでいたら、取れちゃって。行ってよかった、観ることができてよかった、と思います。
私はあと、東京公演を観ます。東京までにはさらに完成度が高くなることでしょう。楽しみです。

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