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「電車男」で文学研究

先日、
「電車男」を対象にして文学研究をするとしたら…
というテーマでちょっと雑談していました。
文学研究といっても、
大学生とか短大生あたりの卒論あたりがターゲットです。

「電車男」って結構面白い素材じゃないかと思う。
インターネット発っていう、
その1点からだけでもいくつか視点を見つけることができます。

「電車男」については、こちら↓がよくまとまっていると思います。
電車男 - 2ch-Library
本しか読んだことがないという方はぜひ。


それでは、続きの方に文学研究の視点をいくつか挙げてみます。
(レポートネタに困ってる方、使ってくださっても結構だけど…
 評価は保証しません。あしからず。)
(続きを追記しました)






1. 2ちゃんねる発

1.1. AAの持つ意味
2ちゃんならではの特殊なことば遣いについては、
研究しても仕方ないような気がする。
ある一定の(掲示板利用者共有の)ルールで造語されている、以上。
でもAAは別。
携帯の絵文字と比較すると、
AAの方がよりメッセージ性が強いのでは?
単なる記号以上の意味を持つので、場面転換装置としても働き得る。
絵文字は1記号が1つの意味(メッセージ)を担うけれど、
AAは多数の記号の集合体が1つの意味を担う。
そういう記号の使い方は、ほかに……ギャル文字?!
共通の文脈上で、本歌取り的にアレンジされていくところは
いわゆる「歌語」と同じように扱い、
AAの意味派生について考察できるだろう。

1.2. 人物造形
2ちゃんねる発ということで
主人公は電車男という名前に表されているようにアキバ系。
(アキハバラは今何かと話題の街というのもポイント)
対する女性が「エルメス」と命名されるのも興味深い。
人物造形については
アキハバラ・エルメスが持つイメージ(ブランドイメージ)から考える程度。
名前と造形に関わりをみるというのは従来の研究でもよくある。
強いて新しい点をいえば、
「ブランド」力を文脈にした造形というところが現代的、
くらいか。


2. メディア展開

2.1. 多メディア展開
ブログの書籍化のように、
インターネット→本(=デジタル→アナログ)という
これまでと逆行しているかのような展開を見せたのが「電車男」である。
これまでと逆行しているかのような展開を見せながら、
いざ本が売れてみると、やれ映画だ、テレビドラマだと、
従来どおりのメディア展開がなされた。
この辺りは興味深いと、個人的にはおもっているけれど、
どう論を組み立てるかは難しい。
何か似たような比較対象があればいいのかな。
「Deep Love アユの物語」あたりでどう??(またはマイヤヒー)
「電車男」の展開は書籍化のほか、
漫画・映画・テレビドラマ・舞台・朗読劇・ビデオ(…)・ドラマCDと
まさに一昔前の、夢のマルチメディア。
クロスメディアかというと……。
多方面に展開したものはこれまで数多くあるけれど、
新しく見えたインターネット発の「電車男」も
結局従来どおりの展開でしかなかったということは指摘しておきたい。

2.2. メディア展開とテーマ
以前からインターネット上で話題になっていたものの、
書籍化されたことによって、一般的に認知され人気爆発に至った。
インターネット上の情報は口コミで広がるものの、
PR活動などは特にない。
しかし、書籍化の場合は「宣伝」があるので、一般に広まる。
一般に広まるにあたり、
「純愛」をテーマとして強く打ち出したことが成功につながったということは
既に指摘があるところ(だと思う、いくらでも見つかると思う)。
各メディアごとに、
テーマ・力点をおいているところを比較してみてはいかが?
メディアの特性(文字/音声/映像、視聴者など対象…)に合わせて
テーマ設定されている(関連性がある)、はず。

---

「電車男」を読む・視る・観る・聴くといったことをした結果ではなく、
あくまでも視点の提示のみにとどまりますが。
文学研究は専門外なので、思いつきとしてはまぁこんなところです。

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